妊娠15週目くらいから流産のリスクは下がる?
妊娠15週目に入ると、お腹が大きくなってくる妊婦さんが多いのではないでしょうか。
赤ちゃんの成長を喜ぶとともに、もしかしたら流産の可能性もあるのでは、と不安になりますよね。
妊娠15週目に流産になってしまう危険性はあるのかどうか、しらべてみました。
- 赤ちゃんの状態が安定する
- 胎盤が完成するので流産リスクは低くなる
- 胎盤の役割とは?
妊娠15週目ころには、初期流産の危険性は第7週目ほどよりは低くなるのですよね。
それまで未熟で不安定だった赤ちゃんも、この頃になると生命力がついて状態が安定します。
また、それまで未熟で剥がれやすい状態にあった胎盤が完成するので流産のリスクは低くなります。
胎盤がしっかりと安定すると、流産の防止にもつながる、と言われているのですよね。
胎盤には、赤ちゃんに栄養を届けたり、赤ちゃんを衝撃などから守るクッションの役割があります。
胎盤が完成することで、栄養がしっかりと行き渡り、赤ちゃんの成長スピードも増すのですよ!
15週目頃からは、流産のリスクはぐんと低くなるので、とりあえず一安心できそうですね。
流産の原因はママ側にもあるようになる
早期流産とはいえ、妊娠15週目頃になると、ママ側に問題があって起こる流産も起きるのですよ。
ママの努力次第で、予防してあげられることは、何でもしてあげたいと思いますよね。
胎盤が完成する時期から起こりうる流産の原因には、どんなものがあるのか、調べてみました。
- 胎児の染色体異常によるもの
- 無理なダイエットなど
- 子宮筋腫や性感染症を患っているのも流産の原因になる
全体の流産の原因のほとんどを占めるのは、胎児の染色体異常によるものなのですよね。
これが原因の流産は、妊娠初期である妊娠第15週目ころまでに起こると言われています。
それ以外にも、ママが無理なダイエットをすることによって、赤ちゃんの成長が止まる場合があります。
未熟児で産まれてくる可能性や、最悪の場合、流産になってしまう原因になるのですよ!
また、子宮筋腫や、性感染症を患っている場合、流産になりやすくなる、と言われています。
妊娠する前に治療することが大切ですが、妊娠中でもしっかりと治療を行うようにしましょう!
激しい運動は控えよう
つわりが落ち着いてくるこの時期になると、からだを思い切り動かしたくなりますよね。
妊娠するまで、スポーツが好きだったという方は、久しぶりに体を動かしたくなるのではないでしょうか。
でも、からだの状態が安定していても、無理にからだを動かすことは厳禁なのですよ!
- お腹に衝撃がくわわると、流産の恐れが出る
- 子宮収縮してしまうことも
つわりも落ち着き、赤ちゃんの状態も安定していると、我慢していた運動をしたくなりますよね。
適度な運動は、妊娠生活を快適にしてくれるので、汗を流すことも大事なのですよ!
でも、ボクシングやロッククライミングなど、お腹に衝撃が加わる恐れのあるものは控えましょう。
お腹に衝撃が加わると、せっかく完成した胎盤が剥がれる恐れがあり、流産リスクも上がります。
また、子宮が収縮してしまうため、切迫流産などの危険性も出るので、非常に危険です。
妊娠中は、お腹に負担がかかりにくい、ヨガやウォーキング、スイミングなどを楽しみましょう。
それでも、お腹が張る感じがしたらすぐに運動を中止して、安静に過ごすようにしましょうね。
流産の可能性はエコー検査で判断できる?
流産の経験のある方は、「また流産してしまうのではないか」と不安な毎日ですよね。
安定期に入るころ、と言われても、流産は突然やってくるので、油断できないと思います。
妊婦健診で行われるエコー検査で、流産の可能性は判断できないのか、調べてみました。
- エコー検査はあくまでも疑いがある程度の診断
- 赤ちゃんの見え方によって判断が出来ないことが多い
- 心配なら精密検査を
エコー検査は、超音波を当て、その反射を映像化して行う検査方法のひとつですよね。
その時の赤ちゃんの体勢によっては、臓器などの成長具合が見えない場合があるのですよ。
そのため、エコー検査だけでは流産の恐れに繋がる発育の異常を発見することは出来ないのですよね。
ダウン症など、身体的な特徴があるものは、エコー検査で大体の診断が出来ると言われています。
それでも、あくまでも疑い程度の診断になるので、心配な方は精密検査を受けましょう。
妊娠15週目には、羊水検査が受けられるようになるので、お医者さんと相談の上、行いましょう。
羊水検査には、リスクも伴うものなので、そのリスクをよく理解した上で受けましょうね。
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